塩浴~自然塩の力
二十年以上にわたる塩浴の体験と研究をもとに、ストレスや自律神経失調症の回復に塩浴を勧める医師もいる。
「現在のように、塩浴健康法が流行する大きな理由は、化石剤入りセッケンで使用で鈍化した肌に、健康快感が蘇ったからだと考えています。肌を不法に覆っていた不快物質が汗だけでは足りないところを塩で一掃されて、閉鎖されていた快感センサーが蘇り、快い肌を取り戻せるのでしょう。人の外皮の真皮は自律神経という植物神経系支配です。皮膚の清潔について医学は、消毒のみを重視し、セッケン洗浄を勧めています。しかし、その洗浄法は病理的な面のみを考慮し、生理的、心理的な面をまったく無視しているのが実情です」
と指摘する。
皮膚は体の表面を覆う「薄膜の脳」「第二の脳」といわれる。外の情報を内へ伝え、内の情報を外へ伝える役割をもつ。だから外界からの快・不快な感じは皮膚がいちばん先に感じる。情報が真っ先に出入りするところ、つまり視覚、聴覚、嗅覚、味覚の四つの感覚を持ち合わせている重要な器官でもある。
また、皮膚は呼吸では肺と、排毒では肝臓、腎臓の機能と補完関係にある。皮膚が仕事をしないと、肺や肝臓、腎臓に負担がかかる。人間は大小便が出なかったら大騒ぎをするが、皮膚のお通じ(呼吸と排便)が悪くても、自覚症状がわかりにくいので見過ごしてしまいがちだ。塩浴は、その皮膚から出すべき不必要な老廃タンパク質や廃脂を溶かして流し、皮膚が活性化して皮膚呼吸を円滑にすることによって、肌の栄養剤である皮脂の通りが良くなる。
皮脂の分泌が減ると、皮膚は乾燥してカサカサになりひび割れを起こす。そうなると顔色・血色は悪く、引っ込み思案、弱気、陰気、孤独、自閉症になりやすい。友人に恵まれない人生となり易い。
逆に、皮脂の通りが良くなって皮膚に潤いや張りがあり、血色がよく光沢がある人、皮膚が薄く明るい人は交際も広くなり、友人も多くなって人生が成功する可能性が高くなるだろう。どちらの人生がいいかは明白だ。
自律神経失調症やストレスから解放されて生き生きとした、あるいは心穏やかな状態で日常生活を過ごすことができるようになれば、ささいなことでの陰湿ないざこざとも無縁になるだろう。
塩浴が単なる健康法と異なるのは、そういった人生にとっての本質的な効用があるからである。塩浴=生活環境の改善、人生の転換につながるということである。現代人の誰もがストレスにかかりやすくなっている。その現代病ともいえるストレスの解消に塩浴が効果的である。自然塩を口に含んでやる気をおこし、自然塩で体を洗って感性を活性化し、心のたくましさと安らぎが定着するようになる。
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